ホワイトニングの費用比較 | 種類別・保険適用も詳しく解説
こんにちは。横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」です。

歯のホワイトニングには、施術方法や使用する薬剤によっていくつかの種類があります。種類によって、効果の出る速さや持続期間、費用などが異なります。
ホワイトニングは医療保険が適用されない自由診療のため、治療費は全額自己負担です。費用は歯科医院が自由に定めるので、医院によって差があります。
この記事では、ホワイトニングの種類とそれぞれの内容、費用を詳しく解説します。
ホワイトニングの費用相場

歯のホワイトニングには、大きく分けて下記の4種類があります。
- オフィスホワイトニング
- ホームホワイトニング
- デュアルホワイトニング
- セルフホワイトニング
それぞれの内容と費用の相場について解説します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で施術してもらうホワイトニングです。漂泊作用のある薬剤を歯に塗り、薬剤の効果を高める光を照射して歯を漂白する方法です。
歯科医師の管理の下で強めの薬剤を使用するため、1回の施術で歯が白くなったと実感できます。
ただし、効果の持続期間は短く、6カ月ほどです。費用の相場は、1回あたり1万5,000円から6万円で、歯科医院によって変動します。2~3回施術を重ねることで効果がより高まりますが、その分費用もかさみます。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院でマウスピースを作り、処方された薬剤を自宅でマウスピースに塗って装着する方法です。薬剤の濃度が低いため、効果が出るまでに2~3週間マウスピースを装着する必要があります。1日の装着時間は2~4時間です。
知覚過敏などの副作用が出にくく、効果は6カ月から1年と長く持続します。費用の相場は、マウスピースの作成と薬剤の購入で1万円から3万円ほどです。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、上記のオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた施術です。歯科医院で薬剤の塗布と光の照射を受けた後に、自宅で薬剤を塗ったマウスピースの装着を継続します。
即効性と持続性を兼ね備えたもっとも効果的な施術法とされており、効果が1~2年持続します。結婚式や面接など、確実な効果を期待するライフイベントの前に計画的に行う方が多いです。
費用の相場は、5万円から8万円程度です。
セルフホワイトニング
セルフホワイトニングは、美容サロンや自宅で行うホワイトニングです。漂泊作用のある薬剤は使用できないため、歯のエナメル質に付着した色素や汚れを落とす薬剤が使用されます。
通常の歯磨きでは落ちない色や汚れをある程度落とす効果がありますが、ホワイトニング効果は医院で行う施術より限定的です。美容サロンの費用相場は、1回3,000~7,000円ほどです。
ホワイトニング以外にかかる費用

歯科医院でのホワイトニングには、診察費と歯のクリーニング費用が別途かかります。虫歯や歯周病がある場合は、その治療費がかかります。
診察費
初診料、口腔内検査、レントゲン、カウンセリング代などを合わせて3,000円から7,000円ほどの費用がかかります。これらの費用を、ホワイトニング費用に含めている医院もあります。
治療費
診察で虫歯や歯周病が見つかったときは、ホワイトニングの前に治療する必要があります。治療費は症状により異なりますが、健康保険が適用されるのが一般的です。
クリーニング料金
ホワイトニングの前に、歯垢や歯石、茶渋など着色汚れを取り除くクリーニングを行うのが一般的です。費用は5,000円から1万円ほどです。
歯周病や歯肉炎の治療の一環としてクリーニングする場合は保険適用になることもあるので、歯科医師に相談してみましょう。
コーティング料金
ホワイトニング後に、着色しにくくするためにコーティングを実施するケースもあります。料金は5,000円前後ですが、ホワイトニング料金に含まれている場合もあるため確認しておきましょう。
メンテナンス料金
ホワイトニングの施術の種類によって、効果の持続期間が異なります。効果が薄くなったときはメンテナンスが必要で、費用は初回に受けたときと同じ場合と、割り引かれる場合があります。
ホワイトニングは保険適用の対象となる?

ホワイトニングは、歯の健康や機能回復ではなく審美目的のため、保険適用の対象外の自由診療です。費用は全額自己負担となります。
ただし、診察やクリーニングなどは、医院により健康保険が適用される場合がありますので、事前に相談してみましょう。
歯科でのホワイトニングの費用が高い理由

セルフホワイトニングに比べて歯科でのホワイトニングが高いのは、施術の際に専門的な技術と設備が提供され、それが健康保険の適用外だからです。例えば、歯科医院ではセルフホワイトニングでは使えない漂泊作用のある薬剤を、歯科医の管理の下で使用します。
薬剤の濃度は効果とリスク(知覚過敏など)を総合的に考慮して決められます。施術前には、隠れた虫歯がないか、歯周病がないかなどを確認するためにレントゲン撮影を行います。
これらの施術を行うには資格、技術、設備が必要で、相応のコストがかかっているため、歯科でのホワイトニングはセルフホワイトニングに比べて高額になります。
ホワイトニングの費用を抑えるには?

ホワイトニング費用をできるだけ抑えるには、下記のような方法があります。
- クリーニングを受けておく
- 歯科医院のキャンペーンを利用する
- ホワイトニング後のケアを徹底する
- セルフホワイトニングにとどめる
それぞれ解説します。
クリーニングを受けておく
軽度であっても歯肉炎の症状があれば、歯石や歯垢を取り除くクリーニングは健康保険が適用されます。厚生労働省の歯科疾患実態調査結果の概要によると、20~34歳の5割前後に歯肉出血が見られ、軽度の歯周病と診断される可能性が高いと言えます。
ただし、同じ日に同じ医療機関で保険診療と自由診療を受けることはできないため、クリーニングとホワイトニングは別日に受けなければなりません。
参照元:厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要」
歯科医院のキャンペーンを利用する
歯科医院によっては、初回限定割引や期間限定割引など、さまざまな割引を実施していることがあります。通常価格より30~50%割り引いた価格で受けられることもあるので、調べてみると良いでしょう。
キャンペーンを利用する際は、価格だけに目を奪われずに、施術内容や医院の評判などをよく確認してください。
ホワイトニング後のケアを徹底する
ホワイトニングした後に次のようなセルフケアを行えば、メンテナンスまでの期間を延ばすことができます。
- 毎食後ていねいに歯を磨く
- 歯磨きの際は歯間ブラシも使用する
- ホワイトニング用の歯磨き粉を使用する
- 着色しやすい飲食物を避ける
- 禁煙する
とくに、ていねいな歯磨きは、歯の白さを維持するためだけでなく、歯の健康を維持するためにも重要です。力を入れて歯磨きしたり、強い研磨剤が入った歯磨き粉を使用したりすると、歯周組織を傷つける可能性があるので注意しましょう。
セルフホワイトニングにとどめる
美容サロンの利用や、市販のホワイトニング用品を使用するセルフホワイトニングにとどめると、費用を抑えることができます。
ただし、歯科医院でのホワイトニングに比較すると効果は限定的です。歯自体を漂白することはできないので、あくまでも着色汚れを除去して本来の歯の色に戻す施術と考えてください。
まとめ

歯科医院でのホワイトニングには、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類があります。種類によって、施術内容や費用、効果の出る早さや持続期間が違います。
ホワイトニングは健康保険が適用されない自由診療です。料金は各医院が独自に定めるため、医院によって変動します。ホワイトニングの効果も、種類によって半年から2年ほどと幅があり、効果が薄れたときはメンテナンス(再施術)が必要です。
ホワイトニングを検討されている方は、横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、わかりやすい説明と精密でなるべく痛くない治療を提供することを意識しながら、さまざまな診療にあたっています。虫歯・歯周病治療や小児歯科、予防歯科だけでなく、矯正治療などにも力を入れています。