歯のクリーニングの費用はどれくらい?保険と自費に分けて解説

歯科コラム 2026年05月29日(金)

こんにちは。横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」です。

歯のクリーニングのイメージ

歯のクリーニングは、歯科医院で行う口腔ケアのひとつです。毎日の歯磨きでは落としきれない歯石や汚れを除去し、虫歯や歯周病の予防につなげます。近年は、見た目の清潔感を保つ目的でクリーニングを受ける方も増えています。

なかには「歯のクリーニングにはどれくらいの費用がかかるのか」「保険診療と自費診療では何が違うのか」と疑問を持つ方も少なくありません。

そこで今回は、歯のクリーニングの費用相場について解説します。歯のクリーニングの流れや、受けるメリットについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

歯のクリーニングの費用

歯のクリーニングの費用

歯のクリーニングには、健康保険が適用されるケースと、自費診療として扱われるケースがあります。ここでは、両方の費用の目安について解説します。

保険診療の場合

保険診療のクリーニングは、主に歯周病の治療を目的として行われます。歯科医院では、歯周ポケットの検査や歯石除去を行い、口腔内の状態を改善していきます。3割負担の場合、1回あたりの費用はおおよそ2,000円〜4,000円程度です。

ただし、初診料やレントゲン撮影の有無、治療範囲によって金額は変動します。また、保険診療では一度にすべての歯石を除去せず、数回に分けて処置を行うことがあります。

保険診療は治療を目的としているため「歯を白くしたい」「着色をきれいに落としたい」という審美面を主な目的にした施術は対象外です。必要最低限の処置が中心となります。

自費診療の場合

自費診療のクリーニングは、予防や審美性の向上を目的として行われます。費用は使用する機器や施術内容によって異なりますが、5,000円〜1万5,000円程度が相場です。

自費診療のクリーニングでは、専用の機械を用いた着色除去やフッ素塗布などが含まれる場合もあります。自費診療では時間をかけて細かく清掃を行うため、タバコのヤニやコーヒーなどによって付着した着色汚れを除去できます。

歯科医院によって施術内容が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

保険診療と自費診療のクリーニングの違いは?

保険診療と自費診療のクリーニングの違い

保険診療と自費診療の大きな違いは、診療の目的です。保険診療は歯周病などの病気の治療が目的であり、自費診療は予防や口元の美しさを維持することも視野に入れています。保険診療では、国が定めた範囲内で処置を行います。そのため、使用できる機器や施術時間に制限があります。

一方、自費診療では制限が少なく、患者さんの希望に合わせたケアを行いやすい点が特徴です。

また、処置内容にも違いがあります。保険診療では主に歯石除去が中心ですが、自費診療では歯の表面を磨き上げる工程や、着色汚れの除去まで行う場合があります。さらに、自費診療では処置を行う時間を長めに確保することが多く、細かな部分まで丁寧に清掃しやすくなります。

口腔内を総合的に管理したい方にとって、自費診療は選択肢のひとつになるでしょう。

歯のクリーニングの流れ

歯のクリーニングをしている様子

歯のクリーニングは、口腔内の状態を確認したうえで段階的に進めていきます。ここでは、歯のクリーニングの一般的な流れをご紹介します。

口腔内のチェック

最初に行うのが、歯科医師や歯科衛生士による口腔内のチェックです。

この段階では、虫歯や歯周病の有無、歯石や歯垢の付着状況などを丁寧に確認します。必要に応じてレントゲン撮影を行うこともあり、目に見えない部分の状態も把握します。こうした診査により、個々の患者さんに合ったクリーニング方法を選択することが可能になります。

歯石の除去(スケーリング)

スケーリングは、歯に付着した歯石を専用器具で除去する処置です。歯石は歯垢が硬くなったもので、歯ブラシでは取り除けません。

超音波スケーラーという機械を使用し、振動によって歯石を砕きながら除去していきます。必要に応じて手用器具も使用し、細かな部分まで清掃します。

歯石を放置すると歯周病が進行しやすくなるため、定期的に除去することが重要です。歯ぐきの炎症が強い場合には、一時的に出血することもあります。

歯面清掃

歯石を除去したあとは、歯の表面を専用ペーストで磨き上げます。これをポリッシングと呼びます。

歯の表面に付着した細かな汚れやバイオフィルムを除去することで、歯面が滑らかになります。表面が整うことで汚れが再付着しにくくなる点もメリットです。コーヒーや紅茶、ワインなどによる軽度の着色汚れも、この工程で除去できる場合があります。

ただし、歯の内部に入り込んだ変色はクリーニングだけでは改善できません。

フッ素塗布

必要に応じて、歯の表面にフッ素を塗布します。フッ素には歯質を強化し、虫歯になりにくい状態へ導く働きがあります。フッ素は歯の再石灰化を促すため、初期虫歯の進行予防にも役立ちます。

特に虫歯リスクが高い方や、歯の根元が露出している方では、フッ素塗布を行うことで予防効果が期待できます。

ブラッシング指導

クリーニングのあとには、歯科衛生士によるブラッシング指導が行われることが一般的です。歯ブラシの当て方や力加減、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方などを確認し、自宅でのケアの質を高めていきます。

歯並びやみがき癖によって汚れが残りやすい場所は異なります。そのため、自分の口腔内に合ったケア方法を知ることが重要です。

毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なクリーニングを組み合わせることで、口腔内を清潔な状態に維持しやすくなります。

歯のクリーニングを受けるメリット

歯のクリーニングを受けるメリット

歯のクリーニングには、口腔内を清潔に保つだけではなく、さまざまなメリットがあります。ここでは、代表的なメリットについて確認していきましょう。

虫歯や歯周病の予防につながる

毎日しっかり歯を磨いているつもりでも、歯と歯の間や歯ぐきの境目などには、落としきれない汚れが残りやすいものです。そのままにしておくと、歯垢が固まって歯石になり、虫歯や歯周病の原因になります。

歯のクリーニングでは、専用の器具を使って、虫歯や歯周病の原因となる汚れをしっかりと取り除きます。汚れがたまる前に定期的にケアを受けることで、虫歯や歯ぐきの炎症を未然に防ぎ、健康な口内環境を保つことができるのです。

口臭の改善や予防につながる

口臭の主な原因は、歯の表面や歯周ポケットにたまった汚れや細菌のかたまりです。これらを放置すると、嫌なにおいを発生させるガスが作られ、本人だけでなく周囲の人にも不快感を与えることがあります。

歯のクリーニングでは、こうした汚れを丁寧に取り除くことで、においの元を減らすことができます。自分では気づきにくい口臭だからこそ、定期的なケアで清潔な口内環境を保つことが大切なのです。

歯の着色を除去できる

コーヒーや紅茶、赤ワイン、喫煙などによって蓄積されるステイン(着色汚れ)は、通常の歯みがきではなかなか落ちにくいものです。

クリーニングでは、専用の器具や研磨剤を使ってこうした着色を除去します。歯本来の白さやツヤを取り戻すことができるため、見た目が明るくなり、笑顔にも自信が持てるようになります。

ホワイトニングまでは必要ないと感じる方にとっても、クリーニングは自然な美しさを保つ有効な手段といえるでしょう。

歯のクリーニングを受けるときの注意点

歯のクリーニングを受けるときの注意点

歯のクリーニングは口腔内を清潔に保つために有効ですが、受診前に知っておきたい点もあります。

まず、歯ぐきに炎症がある場合は、クリーニング中に出血が見られることがあります。これは炎症によって歯ぐきが敏感になっているためで、歯石や汚れを除去することで徐々に改善していきます。

また、歯石が多く付着している場合や歯ぐきの奥まで処置を行う場合には、一時的にしみる症状が出ることがあります。冷たい飲み物などで刺激を感じるケースもありますが、多くは時間の経過とともに落ち着いていきます。

歯のクリーニングは一度受ければ終わりではなく、継続的なケアが重要です。歯科医院での定期的な清掃に加え、毎日の歯みがきやデンタルフロスの使用を習慣化することで、口腔内の健康維持につながります。

歯のクリーニングを受ける頻度

歯のクリーニングを受ける頻度

歯のクリーニングを受ける頻度は、口腔内の状態によって異なりますが、一般的には3か月〜6か月に1回程度が目安とされています。

歯石が付きやすい方や歯周病のリスクが高い方では、より短い間隔で通院する場合があります。また、矯正治療中の方は装置周辺に汚れが残りやすいため、定期的にクリーニングを受けることが重要です。

反対に、セルフケアの状態が良好で口腔内に問題が少ない場合は、半年ごとでよいとされるケースもあります。

クリーニングの頻度は歯科医師や歯科衛生士と相談しながら決めることが大切です。

まとめ

歯のクリーニングのイメージ

歯のクリーニングは、虫歯や歯周病を予防し、口腔内を清潔に維持するために重要なケアです。毎日の歯みがきでは除去しきれない歯石や着色を専門的に清掃することで、健康的な口元を保ちやすくなります。

費用は保険診療と自費診療で異なり、施術内容や目的にも違いがあります。歯周病治療を目的とした保険診療に対し、自費診療では着色除去や細かな清掃など幅広い対応が可能です。

また、クリーニングでは歯石除去だけではなく、フッ素塗布やブラッシング指導なども行われます。こうしたケアを継続することで、口腔内のトラブル予防につながります。自身の口腔内の状態に合った頻度でクリーニングを受け、健康維持に役立てましょう。

お口の健康を守りたいとお考えの方は、横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、わかりやすい説明と精密でなるべく痛くない治療を提供することを意識しながら、さまざまな診療にあたっています。虫歯・歯周病治療や小児歯科、予防歯科だけでなく、矯正治療などにも力を入れています。

当院のホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

植田 倫太郎

■この記事の監修者

植田 倫太郎

経歴
  • 平成元年 神奈川歯科大学 卒業
  • 平成4年 神奈川歯科大学大学院 歯科矯正科 修了、歯科矯正基礎研修終了
  • 平成14年 歯科クリニックで、一般歯科・予防歯科・矯正歯科・歯周病・インプラント等の治療を担当する
  • 平成14年8月 マンボウ歯科クリニック 開院
  • 令和3年10月 マンボウ歯科クリニック 閉院
  • 令和3年12月 藤沢SST歯科クリニック 開院
  • 令和5年5月 藤沢SST歯科クリニックを泉区に移転、立場駅前歯医者・矯正歯科クリニックに名称変更
修了研修・学会等
  • 1991 ALEXANDER DISCIPLINEBasis Course、ALEXANDER DISCIPLINE Advanced
  • 1992 ALEXANDER DISCIPLINE Advanced
  • 1992 Multiloop Edgewise Archi-Wire Technic-An Advanced Orthodontic Course、神奈川歯科大学歯科矯正基礎研修修了
  • 1993 Straight Wire,The Concept And Apppliance
  • 2006 Postgraduate course of Periodontics
  • 2008 Clear Aligner Course
  • 2014 Basic Complete Denture、Basic Removable Partial Denture、Drill Bite Taking
  • 2015 Diagno Basic Review Removable Partial Denture、The Surgical Microscope Principle Course、Advanced Micro Endoscopic Technique Training Course
  • 2016 Review Complete Denture
  • 2017 Review Crown Bridge、Caries Management By Risk Assessment
  • 2018 Drill Preparation Crown Basic
  • 2019 infection Control
  • 2020 Prostho Total
  • 2021 Basics of Occlusion RKI guideline
  • 日本矯正歯科会会員
  • 日本歯周病学会会員

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