大人の歯を矯正する方法にはどんな種類がある?選択するときのポイントも

歯科コラム 2026年05月15日(金)

こんにちは。横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」です。

大人の歯の矯正マウスピース

大人になってから歯並びが気になり始める方は少なくありません。仕事で人前に立つ機会が増えることで、矯正治療を検討するケースがあります。また、見た目だけではなく、噛みにくさや歯磨きのしづらさなど、機能面の悩みから矯正を考える方もいます。

現在は矯正方法の種類が増えており、装置の特徴や治療期間、費用などを比較しながら自分に合う方法を選びやすくなっています。

この記事では、大人の歯を矯正する方法の種類や選ぶときのポイントについて解説します。矯正治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

大人の歯を矯正する方法の種類

大人の歯の矯正器具

大人の歯科矯正にはいくつかの方法があり、歯並びの状態や生活スタイルに合わせて選択できます。それぞれ特徴が異なるため、内容を理解したうえで自分に合う方法を検討することが大切です。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットという装置を取り付け、ワイヤーの力を利用して歯を動かしていく方法です。現在も広く行われている矯正治療で、幅広い歯並びや噛み合わせに対応しています。

歯を細かく調整しやすいため、歯並びの乱れが大きいケースや、抜歯を伴う矯正にも対応しやすい点が特徴です。装置は固定式のため、自分で取り外す必要がなく、安定した力を歯にかけ続けられます。

一方で、装置の周囲に汚れが残りやすくなるため、ふだん以上に丁寧に歯磨きをする必要があります。また、装置を付けた直後や調整後には、歯が締め付けられるように感じる場合もあるでしょう。

ワイヤー矯正には、大きく表側矯正と裏側矯正があります。それぞれの特徴について、以下に解説します。

表側矯正

表側矯正は、歯の表面にブラケットとワイヤーを装着する方法です。もっとも一般的な矯正方法として知られており、多くの症例に対応しています。歯の動きを細かくコントロールしやすい点が特徴です。

近年は金属製だけでなく、白色や透明に近い装置も使用されており、以前より口元の印象に配慮しやすくなっています。

ただし、口を開けた際に装置が見えやすいため、人前で話す機会が多い方は気になる場合があります。また、食べ物が装置に挟まりやすいため、歯ブラシに加えて歯間ブラシなどを使用しながら清潔な状態に保つことが重要です。

裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側に装置を取り付ける矯正方法です。舌側矯正と呼ばれることもあります。装置が外から見えにくいため、矯正中の見た目が気になる方に選ばれることがあります。仕事上、人前で話す機会が多い方でも治療を始めやすい点が特徴です。

一方で、装置が舌に触れやすく、治療開始直後は違和感を覚えることがあります。慣れるまで発音しづらさを感じる場合もありますが、徐々に気になりにくくなるケースが一般的です。

また、歯の裏側は構造が複雑なため、装置の調整には高い技術が必要になります。そのため、表側矯正と比較すると費用が高くなる傾向があります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を交換しながら歯を動かしていく方法です。装置が透明なため目立ちにくく、大人の矯正治療で選ばれる機会が増えています。

装置を自分で取り外せるため、ふだんどおりに食事や歯磨きがしやすい点が特徴です。また、装置は非常に薄く滑らかなため、装着時の違和感も少ないとされています。

ただし、十分な効果を得るためには、決められた時間しっかり装着する必要があります。マウスピースは1日20〜22時間装着する必要があり、装着時間が不足すると歯が計画通りに動かないことがあります。

また、歯並びや噛み合わせの状態によっては、マウスピース矯正のみでは対応が難しい場合もあります。そのため、治療前には精密検査を受け、自分の歯並びに合った治療方法を確認することが重要です。

矯正方法を選択するときのポイント

矯正方法を選択するときのポイント

矯正方法にはそれぞれ異なる特徴があるため、事前に比較しながら検討することが大切です。

見た目

矯正方法を選ぶ際、多くの方が気にするのが装置の見た目です。特に仕事で人と接する機会が多い方や、写真を撮る機会が多い方は、口元の印象を重視する傾向があります。表側矯正は歯の表面に装置を付けるため、会話や笑顔の際に装置が目立つことがあります。

一方、裏側矯正は歯の裏側に装置を装着するため、正面からは見えにくいです。また、マウスピース矯正は透明な装置を使用するため、口をあけても目立ちにくいとされています。

ただし、目立ちにくさを重視する場合でも、歯並びの状態によって適した治療方法は異なるため、歯科医師に相談のうえ矯正方法を選択しましょう。

矯正装置の取り外し

矯正装置を自分で取り外せるかどうかも、治療方法を選ぶ際の重要なポイントです。ワイヤー矯正の装置は固定式です。常に装置が付いた状態になるため、装着忘れの心配がなく、安定した力を歯にかけ続けやすいという特徴があります。

一方、マウスピース矯正で使用する装置は食事や歯磨きの際に取り外すことができます。食事制限が少なく、ふだんどおりに歯磨きを行いやすいため、口腔内を清潔に保ちやすいという点がメリットです。

ただし、自由に取り外せる反面、装着時間の管理が必要になります。一般的には1日20〜22時間装着する必要があり、装着時間が不足すると歯が予定通りに動かないことがあります。自己管理を継続できるかも重要な判断材料といえるでしょう。

通院回数

矯正治療では、定期的な通院が必要になります。治療方法によって通院頻度に違いがあるため、仕事や学校との両立を考えながら選ぶことが大切です。

ワイヤー矯正では、ワイヤーの調整や装置の確認を行うため、一般的に月1回程度の通院が必要とされています。歯の動きに合わせて細かく調整を行いながら治療を進めていきます。

マウスピース矯正の場合は、治療に使用するマウスピースをまとめて受け取り、ご自身で交換しながら治療を進めていきます。そのため、ワイヤー矯正に比べると通院回数が少ないケースもあります。

ただし、通院回数が少ない場合でも、装着時間を守ることやマウスピースの交換時期を管理することが大切です。

大人になってから歯の矯正を受けるメリット

大人になってから歯の矯正を受けるメリット

大人の歯の矯正には、見た目の改善だけではなく、健康や生活の質に関わるさまざまなメリットがあります。ここでは、大人になってから矯正治療を受けることで得られる主なメリットについて解説します。

虫歯や歯周病のリスクを軽減できる

歯並びが乱れていると、歯ブラシが届きにくい部分に汚れが残りやすくなります。その結果、磨き残しが増えると、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。

矯正治療で歯並びが整うと、歯磨きがしやすくなり、口腔内を清潔に保ちやすくなります。毎日のケアが行いやすくなることで、将来的な歯の健康維持にもつながります。

見た目の印象がよくなる

矯正によって歯並びが整うと、見た目の印象が大きく変わります。歯並びがきれいな人は清潔感があり、明るく前向きな印象を与えやすくなります。人と話すときや写真に写るときも自信を持って笑えるようになり、自然と表情も明るくなるでしょう。

外見に自信を持つことは、対人関係や仕事の場面でもプラスに働きます。

噛み合わせが改善される

噛み合わせが正しくないと、食べ物をうまく噛み砕くことができなかったり、顎に負担がかかったりすることがあります。こうした状態が続くと、顎関節症や頭痛、肩こりの原因になることもあるでしょう。

歯列矯正では、見た目の改善だけでなく、上下の歯が正しく噛み合うように整えられます。噛み合わせが整うことで、食事がしやすくなり、顎や筋肉への負担も軽減されます。

発音が明瞭になる

歯の位置や噛み合わせが正しく整っていないと、発音に影響が出ることがあります。特に、前歯のすき間やズレがある場合、サ行やタ行などの発音が不明瞭になることがあるのです。

矯正治療によって歯並びが整うことで、舌や唇の動きがスムーズになり、発音がはっきりしやすくなります。

大人になってから歯の矯正を受けるデメリット

大人になってから歯の矯正を受けるデメリット

大人になってから歯の矯正を受けることには多くのメリットがありますが、一方で注意しておきたいデメリットも存在します。矯正治療を始める前には、そうした点もしっかりと理解しておくことが大切です。

治療期間が長くなることがある

大人の矯正治療は、歯並びや噛み合わせの状態によっては長期間かかる場合があります。一般的には数か月から数年単位で治療を進めることが多く、継続的な通院が必要です。

大人は顎の骨の成長が完了しているため、歯を動かすのに時間がかかるケースがあります。また、歯を大きく動かす必要がある場合や、抜歯を伴う治療では、さらに期間が長くなることもあります。

治療を始める前には、おおよその治療期間や通院頻度について確認しておくことが大切です。

矯正方法によっては装置が目立つことがある

矯正方法によっては、口をあけたときに装置が目立つことがあります。特に表側矯正では、会話や笑顔の際にブラケットやワイヤーが見えることがあるでしょう。

現在は白色や透明に近い装置もありますが、完全に目立たないというわけではありません。そのため、仕事柄人前に立つ機会が多い方などは、見た目が気になる場合があります。

一方で、裏側矯正やマウスピース矯正は装置が目立ちにくいとされています。

ただし、歯並びの状態によって選択できる治療方法は異なるため、精密検査をしたうえで判断します。

痛みや違和感を伴うことがある

矯正治療では、歯に力をかけて少しずつ動かしていくため、痛みや違和感が出ることがあります。特に装置を付けた直後や調整後は、歯が締め付けられるような感覚を覚える場合があります。

また、ワイヤーやブラケットが口の内側に当たり、口内炎ができることもあります。マウスピース矯正でも、装置を交換した直後に圧迫感を覚えるケースがあります。

ただし、多くの場合は数日から1週間ほどで慣れていくことが一般的です。

まとめ

大人の歯の矯正器具

大人の歯科矯正には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など複数の方法があり、それぞれ見た目や通院頻度、装置の特徴が異なります。歯並びの状態によって適した矯正方法は異なるため、精密検査を行なったうえで判断します。

矯正治療には見た目の改善だけでなく、歯磨きのしやすさ向上や噛み合わせの改善など、口腔内の健康維持につながるメリットもあります。

一方で、治療期間が長くなる場合があることや、装置による違和感など、事前に理解しておきたい点もあります。満足度の高い矯正治療につなげるためには、矯正方法ごとの特徴を比較し、無理なく続けられる治療を選ぶことが重要です。

矯正治療を検討されている方は、横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、わかりやすい説明と精密でなるべく痛くない治療を提供することを意識しながら、さまざまな診療にあたっています。虫歯・歯周病治療や小児歯科、予防歯科だけでなく、矯正治療などにも力を入れています。

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