ワイヤー矯正の期間は?保定期間はどれくらい?長引かせない方法も紹介

歯科コラム 2025年03月14日(金)

こんにちは。横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」です。

ワイヤー矯正をしている女性

ワイヤー矯正は、歯に少しずつ力を加えて動かしていくため、歯並びが整うまでに期間がかかります。「ワイヤー矯正ってどれくらいかかるの?」「できるだけ早く終わる方法はある?」などと考えている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ワイヤー矯正の治療期間について解説します。矯正治療が長引く原因や、長引かせない方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ワイヤー矯正の期間

ワイヤー矯正の期間のイメージ

ワイヤー矯正の期間は、歯並びの状態や年齢によって異なりますが1年半〜3年程度です。部分矯正の場合は動かす歯が少ないため、3ヶ月〜1年半程度と短くなります。

抜歯をして歯を大きく動かす場合や、上下の噛み合わせを大きく改善する必要がある場合は、治療期間が長くなります。また、子どもの場合は、大人よりも顎の骨がやわらかいため歯がスムーズに動いて治療期間が短くなりやすいです。

歯並びによっても治療期間は異なるため、まずは歯科医師に相談しましょう。

ワイヤー矯正の保定期間

ワイヤー矯正の保定期間に使用するリテーナー

矯正治療で歯を動かしたあと、歯がもとの位置に戻ろうとして動く後戻りが起こります。保定期間とは、この後戻りを防ぐために保定装置(リテーナー)を装着し、矯正治療後の歯の位置を維持する期間です。

保定期間中に、歯の周りの骨や歯茎が新しい位置になじみ、もとの位置に戻る力が弱くなっていきます。

保定期間は、矯正治療と同じ期間を設けるのが一般的です。例えば、2年かけて矯正治療を行った場合は、2年間リテーナーを装着します。リテーナーは歯を動かすための装置ではないため、矯正治療中のような痛みはありません。

歯並びによっては、矯正治療期間よりも長く数年以上装着したほうがよい場合もあります。実際の保定期間については、歯科医師の指示に従いましょう。

ワイヤー矯正の期間が長い理由

ワイヤー矯正の期間が長い理由を説明する歯科衛生士

前述したとおり、ワイヤー矯正には1年半〜3年程度の期間が必要です。ワイヤー矯正の期間が長い理由について、くわしく解説します。

歯の移動には時間がかかるため

ワイヤー矯正の期間が長い理由のひとつは、歯の移動に時間がかかるためです。歯根の周りには、歯槽骨と歯をつなぐ歯根膜があり、歯にかかる衝撃を和らげるクッションの働きも担っています。

矯正治療を開始して歯に力をかけると、引っ張られたほうと反対側の歯根膜が伸ばされ、空いたスペースに骨を作るのを促します。骨が作られるのを待ちながら少しずつ歯を動かしていくため、時間がかかるのです。

歯列矯正によって歯が動く範囲は、1ヶ月で0.3mm〜0.5mm程度とされています。

噛み合わせを調整するため

ワイヤー矯正では、噛み合わせも調整します。歯並びが整っても上下の歯が適切に噛み合っていないと、食事の際に負担がかかったり、顎関節症を引き起こしたりする可能性があるためです。

例えば、上下の歯が噛み合わない開咬や、上の前歯が下の前歯を覆う過蓋咬合を修正するには、奥歯の噛み合わせも調整する必要があります。歯を並べるだけでなく、少しずつ噛み合わせも調整しなければならないため、期間が長くなるのです。

大きく歯を移動させるため

歯並びが大きく乱れている場合、歯を大きく動かす必要があります。例えば、歯が重なり合っている叢生や、上の前歯が前に大きく出ている上顎前突(出っ歯)などでは、歯を並べるスペースを作るために抜歯を行うことがあります。

抜歯後のスペースを埋めるためには、周りの歯を大きく動かさなくてはなりません。抜歯が必要な歯列矯正では、歯が移動して隙間が埋まるまでに1年から1年半ほどかかるとされています。

歯や骨の負担を最小限に留めるため

ワイヤー矯正で歯に力をかけると、歯を支える骨や歯茎に大きな負担がかかります。早く治療を終わらせようとして力をかけすぎると、痛みが強くなったり、歯の根が短くなる歯根吸収が起こったりするリスクが高まります。

歯科医院では、歯や骨の負担がかかりすぎないようにするために、力加減を調整しているのです。

ワイヤー矯正の期間が予定よりも延長となるケース

虫歯によりワイヤー矯正の期間が延長された人

ここからは、ワイヤー矯正の期間が予定よりも延長となるケースについて解説します。

虫歯や歯周病などのトラブルが発生した

矯正治療中に虫歯や歯周病になると、基本的に矯正治療を中断し、虫歯や歯周病の治療を優先します。放置するとどんどん進行し、歯を失う原因になるためです。また、歯周病が進行すると、歯がぐらぐらとして矯正治療で歯を動かすのが難しくなります。

ワイヤー矯正中は装置に食べかすが挟まりやすく、歯ブラシで磨きにくい状態です。デンタルフロスや歯間ブラシも用いながら、丁寧にブラッシングしましょう。

定期受診では、お口のトラブルのチェックとクリーニングもしてもらえるため、予定どおりに通院することが大切です。

矯正装置が破損した

強い力が加わって破損したケースも、矯正治療が長引く原因です。例えば、ナッツやせんべいなどの硬い食べ物を噛むと、装置が外れたり変形したりすることがあります。装置が破損すると、直すまで歯の動きが止まるため、治療期間が長引く原因になります。

矯正装置を長持ちさせるためには、破損の原因となる食べ物を避けることが無難です。もし装置に異常を感じた場合は、すぐに歯科医院へ連絡しましょう。

定期的に受診できていない

ワイヤー矯正の場合、月1回のペースで歯科医院を受診し、ワイヤーを締めて歯にかかる力を少しずつ強くしていくことで歯を動かしていきます。

しかし、仕事が忙しい、受診を忘れていたなどの理由で定期的に受診できていないと、適切なタイミングでワイヤーを調整できません。予定どおりに歯が動かず、治療期間が長引く原因になります。

矯正治療をスムーズに進めるには、歯科医師の指示どおりに受診することが大切です。

舌癖がある

舌癖とは、無意識のうちに舌を歯に押し付けたり、歯と歯の間から舌が出たりする癖です。舌で歯を押す癖があると、歯が外側へ押し出され、歯並びが乱れる原因になります。矯正治療を始めてからも舌癖が治っていない場合、歯の移動を妨げて治療が長引く場合があります。

舌癖を改善するには、舌を正しい位置に置くためのトレーニングが効果的です。歯科医院で行っているため、気になる方は歯科医師に相談しましょう。

ワイヤー矯正の期間を長引かせない方法

ワイヤー矯正の期間を長引かせないために定期的に歯科医院を受診する女性

ワイヤー矯正が完了するまで1年以上かかるケースがほとんどですが、予定よりも長引かせないよう心がけることは可能です。ここでは、ワイヤー矯正の期間を長引かせない方法について解説します。

定期的に受診する

ワイヤー矯正では、ワイヤーを少しずつ締めて、歯にかかる力を強くすることで歯並びを整えます。そのため、歯科医師の指示どおりに受診することが重要です。

1ヶ月に1回程度の頻度で歯の動きをチェックし、ワイヤーを調整します。予約を忘れたり、仕事や学校が忙しかったりして受診を先延ばしにすると、歯に適度な力をかけられず、治療が長引く可能性があります。

また、装置が外れたりワイヤーが緩んだりしていると、歯が動かないため治療が進みません。違和感を覚えたら、すぐに歯科医院に相談しましょう。

硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避ける

ワイヤー矯正では、歯が適切な位置に並びきるまで装置を外せません。せんべいやナッツなどの硬い食べ物を噛むと、ワイヤーがゆがんだり、ブラケットが外れたりする可能性があります。

また、ガムやキャラメル、餅などの粘着性の高い食べ物は、装置に絡みつきやすく装置が外れる原因になります。

前述したとおり、装置が外れる、破損するなどのトラブルが起こると、歯は動きません。矯正治療中は、硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避けたほうがよいでしょう。

スポーツをする際はマウスガードをつける

ボクシングや総合格闘技など、顔に衝撃が加わる可能性のあるスポーツを行う際は、ワイヤー装置の上からスポーツ用のマウスガードを装着しましょう。ボールや他の選手などから強い衝撃を受けると、ワイヤーが変形したりブラケットが外れたりする恐れがあるためです。

歯磨きを徹底する

虫歯や歯周病になると矯正治療を中断することになりかねないため、歯磨きを徹底して行いましょう。ワイヤー矯正では、治療が完了するまで装置を外せません。装置を歯につけたまま食事するため、ワイヤーと歯の間に食べ物が挟まりやすい状態です。

歯磨きを十分に行わないと虫歯や歯周病のリスクが上がります。歯間ブラシやデンタルフロスも使用しながら、お口のすみずみまで綺麗にするよう心がけましょう。

リテーナーを指示どおり装着する

矯正治療が終わった後の保定期間にリテーナーを正しく装着しないと、歯がもとの位置に戻る後戻りが発生する可能性があります。後戻りが起こると、再治療が必要な状態になりかねません。

歯科医師の指示に従い、リテーナーの装着時間を守りましょう。取り外せるリテーナーの場合は、1日20時間以上の装着が推奨されることが多いです。

生活習慣を整える

歯の動くスピードは、新陳代謝も関係するといわれています。新陳代謝が良くなるよう、バランスのよい食事や十分な睡眠を心がけましょう。

また、喫煙していると血流が悪くなり、歯の移動が遅くなる可能性があります。治療期間が長引く恐れがあるため、可能であれば矯正治療中の喫煙は控えましょう。

まとめ

ワイヤー矯正を終えて綺麗な歯並びで笑顔を見せる女性

ワイヤー矯正の治療期間を長引かせないためには、歯科医師の指示どおりに受診することが大切です。定期的に受診できていないと、適切なタイミングでワイヤーを調整できず、予定よりも長引く可能性があります。

また、虫歯や歯周病になるとその治療が優先されて矯正治療が中断される場合があります。矯正治療をスムーズに進めるには、日々のブラッシングも大切です。

ワイヤー矯正の期間は歯並びや治療する範囲などによって異なるため、歯科医師に相談しましょう。

ワイヤー矯正を検討されている方は、横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、わかりやすい説明と精密でなるべく痛くない治療を提供することを意識しながら、さまざまな診療にあたっています。虫歯・歯周病治療や小児歯科、予防歯科だけでなく、矯正治療などにも力を入れています。

当院のホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。