親知らずを抜く費用はいくら?放置するリスクや費用を抑える方法
こんにちは。横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」です。

親知らずは、歯列の最も奥に生える歯です。10代後半から20代後半にかけて生える人が多く、痛みや腫れなどの症状が現れるケースもあります。「親知らずは抜いたほうがいいの?」「費用はどれくらいかかる?」と受診を迷っている方もいるでしょう。
本記事では、親知らずを抜く費用や必要性、放置するリスクについて解説します。費用を抑える方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
親知らずを抜く費用

親知らずを抜く費用には、基本的に保険が適用されます。手術費用のほか、痛み止めや抗生剤などの薬代がかかり、3割負担で2,000〜5,000円程度です。CT撮影を行った場合は、追加で3,500円〜4,000円ほど発生します。
費用に幅があるのは、親知らずの生え方によって必要な処置が異なるためです。まっすぐ生えている場合は簡単に抜歯できることが多く、費用も抑えられます。
親知らずが歯茎に埋まっている場合や斜めに生えている場合は、歯茎を切開したり歯を分割したりしなければなりません。抜くのが難しいケースや、CT撮影を行ったケースでは、総額で1万円程度かかることもあるでしょう。
また、何らかの事情で健康保険が適用できない場合は、自費診療となります。行った処置によって異なりますが、2〜3万円程度かかるでしょう。
親知らずは抜いたほうがいいの?

親知らずは、必ずしも抜いたほうがよいとは限りません。例えば、まっすぐ生えており周りの歯に悪影響を与えていない場合や、一部しか露出しておらず炎症を起こしていない場合は、様子をみていても問題ないと判断されるでしょう。
ただし、すでに炎症を起こしていたり、歯並びや噛み合わせに悪影響を与えていたりする場合は、抜歯が勧められます。親知らずを抜いたほうがよいかどうかは、生え方や口腔内の状態によって異なるため、歯科医師に相談しましょう。
親知らずを放置するリスク

前述したとおり、口腔内の状態によっては、親知らずが周りの歯や歯茎に悪影響を及ぼす恐れがあります。ここからは、親知らずを放置するリスクについて解説します。
虫歯や歯周病になりやすい
親知らずは、歯の一番奥に生えているため、歯ブラシが届きにくく汚れが溜まりやすい歯です。しっかりと磨いているつもりでも、食べかすや歯垢が残りやすく、虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。
特に、親知らずが斜めに生えていたり、半分埋まっていたりする場合、歯と歯茎の間に細菌が溜まりやすいです。
虫歯が進行すると、親知らずの手前の歯に影響を及ぼしかねません。健康な歯まで治療が必要になる恐れがあります。
智歯周囲炎を起こす可能性がある
親知らずの周りに汚れが溜まって細菌が繁殖すると、歯茎が炎症を起こして腫れる智歯周囲炎を発症する場合があります。智歯歯周炎になると膿が出たり、歯茎の痛みで口が開けにくくなったりします。
炎症が進行すると、発熱やリンパの腫れを引き起こし、全身の健康にも影響を及ぼす恐れがあります。特に、免疫力が低下しているときや、疲れているときは炎症が悪化しやすくなるため、奥歯に腫れや痛みがある場合は早めに歯科を受診しましょう。
歯並びや噛み合わせに悪影響を与える
横向きや斜めに生えている場合、手前の歯を押して歯並びの乱れや噛み合わせのずれを引き起こす可能性があります。噛み合わせがずれると顎関節に負担がかかり、顎関節症を発症するリスクも高まるでしょう。
また、親知らずが原因で歯並びが乱れて全体の噛み合わせが悪くなると、食事の際にしっかりと噛みにくくなります。食べ物をよく噛まずに飲み込むと、胃腸に負担がかかりやすいです。
免疫力が低下しているときに悪化しやすい
親知らずを放置すると、体の抵抗力が落ちているときに炎症が悪化しやすくなります。例えば、妊娠中や仕事が忙しい時期、体調を崩しているときなどは、免疫力が低下しやすく、普段は問題のない親知らずでも急に痛み出すことがあります。
特に、妊娠中はホルモンバランスの変化により歯茎が腫れやすくなり、親知らずの炎症(智歯周囲炎)が悪化しやすくなります。
しかし、妊娠中は強い痛み止めや抗生物質を使用できず、抜歯が難しいことが多いです。妊娠前に親知らずの状態をチェックし、必要に応じて処置を行うことが望ましいでしょう。
また、ストレスが溜まっていたり睡眠不足になったりすると、免疫力が低下して親知らずの炎症が悪化することがあります。強い痛みや腫れで仕事に支障をきたす場合もあるため、忙しくなる前に早めに対処しておくことが重要です。
親知らずを抜く方法

親知らずの抜歯は、歯の生え方や埋まっている程度によって方法が異なります。ここでは、一般的な抜歯の流れについて解説します。
診察する
まず、歯科医院で問診と視診を行います。歯科医師が親知らずの位置や痛みの有無、炎症の状態を確認し、抜歯の必要性を判断します。腫れや痛みが強い場合は、親知らずを抜く前に炎症を抑える必要があります。
レントゲン・CT検査を行う
親知らずの生え方や根の形、神経との位置関係を正確に把握するため、レントゲン撮影を行います。歯茎や骨に埋まっている埋伏歯の場合は、CT検査を行う場合もあります。
治療計画を説明する
診察やレントゲン撮影、CT検査の結果をもとに、歯科医師が抜歯の必要性や方法、術後のリスクについて説明します。まっすぐ生えていて簡単に抜けるケースもあります。
しかし、神経に近い場合や斜めに生えている場合は、複雑な手術が必要となるでしょう。口腔外科や大学病院に紹介するケースもあります。
麻酔をかける
親知らずを抜くことが決まったら、表面麻酔と局所麻酔を行います。局所麻酔を行うと、親知らずを抜く痛みが軽減されます。表面麻酔は、局所麻酔の注射針を刺す痛みを抑えるために、歯茎に塗る麻酔です。
複雑な処置が必要な場合や、患者さまの不安が強い場合などでは、まれに静脈麻酔や全身麻酔を使用することもあります。
抜歯する
親知らずの生え方に応じて、適切な方法で抜歯を行います。まっすぐ生えている場合は、ペンチのような器具を使って歯を抜きます。斜めに生えている場合や埋まっている場合は、歯茎を切開したり歯を分割したりしてから取り出す必要があります。
縫合して止血する
歯を抜いた後の穴を清掃したあと、縫合します。腫れや出血を抑えるために、ガーゼを噛んで圧迫止血を行います。ガーゼを噛む時間は、傷の大きさや出血の程度によって異なるため、歯科医師の指示に従いましょう。
なお、溶けない糸で縫合した場合は、約1〜2週間後に抜糸を行います。
術後の注意点を説明する
抜歯後の痛みや腫れを抑えるための方法や、食事の注意点、出血が止まらない場合の対処法などについて説明を受けます。痛み止めや抗生物質が処方されるため、服用方法について確認しておきましょう。
経過観察を行う・抜糸する
親知らずの抜歯後は、指示どおりに診察を受けましょう。血が止まっているか、腫れの程度は異常ないかなど、トラブルがないか確認します。また、溶けない糸で縫合した場合は、約1〜2週間後に抜糸します。
痛みや腫れなどの症状は、1週間程度で落ち着くことがほとんどです。痛み止めを服用しても痛みがおさまらない、出血したなどのトラブルがあれば、予約日でなくとも受診しましょう。
親知らずを抜く費用を安くする方法はある?

親知らずを抜く費用は、斜めに生えている場合や埋まっている場合など、複雑な処置が必要になるほど高額になる傾向にあります。ここでは、親知らずを抜く費用を安くする方法について解説します。
医療費控除を活用する
医療費控除とは、年間の医療費が一定の金額を超えた場合に受けられる控除です。医療費控除を利用すると、所得税や住民税を安くできます。
控除の対象となるのは、親知らずの抜歯費用のほか、内科や耳鼻咽喉科、眼科など病院での治療にかかった費用です。親知らずの抜歯費用だけで控除を受けるのは難しい場合が多いため、医療費が多くかかる年にまとめて受けるのも一つの方法です。
通院時に公共交通機関を利用した場合は交通費も対象となるため、領収書を保管しておきましょう。
複数本まとめて抜く
一度に複数本抜くことで、通院回数を減らし費用を抑えられる場合があります。親知らずを1本ずつ抜く場合、それぞれ診察代や処方薬代、通院のための交通費がかかります。2本以上まとめて抜歯すれば、通院回数を減らせるためトータルの費用を抑えられるでしょう。
ただし、口腔内の状態によっては一度に抜歯するのが難しい場合もあります。痛みや腫れ、炎症などのリスクについて歯科医師と相談した上で治療しましょう。
まとめ

親知らずの抜歯は、歯の生え方や処置の難易度によって費用が異なります。基本的に保険が適用され、まっすぐ生えている場合は数千円、埋まっている場合は1万円程度が目安です。
抜歯が必要かどうかは個人差があり、歯科医師の診断を受けることが大切です。親知らずを放置すると、虫歯や智歯周囲炎のリスクが高まり、歯並びや噛み合わせにも影響を及ぼす可能性があります。
親知らずの抜歯を検討されている方は、横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、わかりやすい説明と精密でなるべく痛くない治療を提供することを意識しながら、さまざまな診療にあたっています。虫歯・歯周病治療や小児歯科、予防歯科だけでなく、矯正治療などにも力を入れています。