床矯正とは?治療できる歯並びは?費用と期間、併用についても

歯科コラム 2025年02月14日(金)

こんにちは。横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」です。

「子どもの歯並びが気になる」「子どもに合った歯列矯正の方法を探している」とお悩みの方もいるでしょう。子どもの歯並びを整える治療法の一つに、床矯正があります。

床矯正は、永久歯が生え揃っていない子どもを対象とした歯列矯正方法です。顎の骨の成長を利用して、歯が正しく並ぶためのスペースを確保することを目的に行います。

今回は、床矯正の概要や治療できる症例・できない症例、メリット・デメリットなどを解説し、治療にかかる費用と期間をご紹介します。お子様の歯並びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

床矯正とは

床矯正の装置とケース

床矯正とは、子どもの顎の成長を利用して歯並びを整える治療法です。矯正装置を12時間~14時間程度装着することで、歯列が広がっていきます。

乳歯と永久歯が混在している混合歯列期にあたる、6歳~11歳頃が対象とされています。この時期に床矯正を行えば、歯が並ぶスペースを確保することが可能になります。

ただし、対象年齢はあくまで目安です。子どもの成長や生え替わりの速度・タイミングは個人差が大きいので、6歳未満や12歳以上でも床矯正を行えるケースもあります。

床矯正で治療できる歯並び

床矯正で治療できる歯並びはどんなものがあるのか考える親子

床矯正は、様々な歯並びに対応しています。特に、歯のスペースが足りないことで歯並びが乱れた場合には、高い効果を発揮するでしょう。

出っ歯

出っ歯は、上の前歯が下の前歯よりも前に出ている状態を指します。出っ歯の原因の一つに、歯が並ぶスペースが足りないことが挙げられます。床矯正によって歯が並ぶスペースを確保することで、歯の重なりが解消されて適切な位置になります。

叢生(そうせい)

ガタガタした歯並びを指す叢生は、歯の大きさと顎の広さがあっていないことや顎が十分に発達していないことが原因で引き起こされます。叢生を放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まったり、顎に負担がかかったりするなどのデメリットがあります。

床矯正によって歯が並ぶスペースを確保することで、正しい位置に歯を動かせるようになります。

受け口

受け口は、上下の顎のバランスが合わずに下の歯が上の歯よりも前に出る状態です。受け口になると、噛み合わせが悪くなって噛む力が低下したり、顎関節に大きな負担をかけたりする可能性があります。

主な原因として、遺伝や成長、習慣などがあります。指しゃぶりや舌の癖など、後天的な要因によって受け口になった場合には、床矯正と併せて習慣を見直すことも重要です。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合とは、上下の噛み合わせが深く、物を噛む時に上の歯が下の歯を覆ってしまう状態を指します。放置すると歯や歯茎に負担がかかり、顎関節症や歯周炎などを引き起こす場合もあります。

床矯正のメリットとデメリット

床矯正のメリットとデメリットのイメージ

床矯正には、さまざまなメリット・デメリットがあります。治療を行う時期や口内の環境に合った治療法を選ぶことが、十分な効果を得るためには重要です。

床矯正のメリット

床矯正では取り外しが可能な装置を使用するため、日常生活への影響や衛生面でのメリットが挙げられます。また、子どもが使用しやすいという点も大きな特徴の一つです。

床矯正のメリットを詳しく確認しましょう。

痛みが少ない

床矯正は少しずつ力を加えて歯列を広げる治療なので、他の矯正方法よりも痛みが少ないというメリットがあります。子どもであっても、痛みや違和感を抑えながら続けやすい治療法です。

抜歯をせずに矯正が可能になる

床矯正を行うことで、抜歯をせずに歯が生えるスペースを確保できます。健康な歯を抜く必要がないため、身体的な負担を軽減できるでしょう。

抜歯に伴う心理的なストレスもなくなるので、特にお子様にとっては大きなメリットといえます。

虫歯や歯周病になりにくい

固定式の矯正器具は、食べかすが溜まりやすく歯磨きが難しいという欠点があります。床矯正で使用する矯正器具は取り外しが可能です。しっかりと歯磨きを行うことができるため、虫歯や歯周病のリスクを減らせるでしょう。

取り外しができる

上述したとおり、床矯正で使用する矯正装置は取り外すことが可能です。食事や運動の時などに一時的に外すことができるため、生活に影響を及ぼしにくいです。

また、取り外してお手入れをすることができるため、衛生的であるというメリットもあります。

床矯正のデメリット

床矯正には多くのメリットがある一方で、デメリットやリスクも存在します。治療を後悔しないためには、デメリットも十分に理解しておく必要があります。

歯並びの細かい調整はできない

床矯正は、歯列を広げることで歯が並ぶスペースを確保する治療法です。歯を移動させる治療法ではないので、床矯正のみで歯の位置を完全に整えることはできません。

歯の位置を細かく調整したい場合には、床矯正後にワイヤー矯正やマウスピース矯正を行う必要があります。

装着時間が結果に影響を与える

床矯正は、矯正装置を装着している時間の長さによって、結果が変化する場合があります。十分に装着時間が確保できなければ、想像とは異なる経過になることがあるため注意が必要です。

また、子どもの場合には、装着を嫌がる、自分で装置を外すということも想定されます。保護者の管理や子どもの治療への理解が必要な治療法といえるでしょう。

滑舌が悪くなる

矯正器具を使用することで、発音や滑舌に影響を与える場合があります。特に、矯正器具の使用に慣れるまでは、違和感のある話し方になる可能性があるため注意が必要です。

治療できる時期が決まっている

床矯正は、乳歯と永久歯が混在している混合歯列期に行う治療です。目安としては6歳~11歳の子どもの骨の成長に合わせて治療を行うため、この時期を過ぎると十分な効果が得られない可能性があります。

床矯正の費用と期間

床矯正の費用と期間のイメージ

床矯正の費用は、20万円~50万円程度です。保険適用外での治療の場合が多いため、歯科医院や治療内容によって費用が変動します。

また、口内の状態によっては、追加で費用が必要になる可能性があります。例えば、歯列の乱れが激しい、口内の状態に問題があるなど、矯正の期間が長引いたり追加の処置が必要な場合が挙げられます。

床矯正の治療期間の目安は、1年半~3年程度とされています。治療を始める時期や子どもの顎の状態によって、治療期間が変動します。特に、矯正器具を外している時間が長く装着時間が足りなくなると、矯正が完了するまでに余計に時間がかかるため注意が必要です。

床矯正と他の矯正の併用について

床矯正と他の矯正の併用についてのイメージ

床矯正は、歯が生えるスペースを確保することが主な目的の治療法です。歯を移動させて歯並びを整える治療ではないため、他の歯列矯正と併用することで効果をより実感できるようになるでしょう。

床矯正と併用される治療法として、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などがあります。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、歯にブラケットとワイヤーを取り付けることで、歯の位置を整える治療法です。ワイヤー矯正で使用する矯正器具は固定式で、複雑な歯の動きにも対応できるという特徴があります。

ワイヤー矯正の前段階として床矯正が行われるケースが多いです。

マウスピース矯正

マウスピース矯正では、目立ちにくいマウスピースを使用して行う矯正方法です。装置の取り外しが可能なため、衛生的で使用しやすいという特徴があります。

まとめ

シャボン玉で楽しそうに遊ぶ親子

床矯正は、乳歯と永久歯が混合している6歳~11歳頃を対象とした治療です。歯列を広げることで、歯が並ぶスペースを確保することを目的としています。

床矯正では、出っ歯や受け口、ガタガタした歯並びなどの状態を治療することが可能です。特に、歯のスペースが足りないことで起こっている歯並びの問題では、高い効果を実感できるでしょう。

床矯正のメリットとして、痛みが少ないことや、取り外しが可能で衛生的であることなどが挙げられます。また、床矯正を行うことで、抜歯をせずに歯列を整えられる可能性がある点もメリットでしょう。

一方で、床矯正のデメリットでは、装着時間によっては効果を実感できないことや、年齢や口内の状況によっては受けられないことなどが挙げられます。

床矯正を検討されている方は、横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、わかりやすい説明と精密でなるべく痛くない治療を提供することを意識しながら、さまざまな診療にあたっています。虫歯・歯周病治療や小児歯科、予防歯科だけでなく、矯正治療などにも力を入れています。

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