マウスピース矯正はどれくらいかかる?治療期間と長くかかるケース

歯科コラム 2025年06月13日(金)

こんにちは。横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」です。

マウスピースのイメージ

マウスピース矯正は、見た目が自然で取り外し可能な点から、多くの人に選ばれる矯正治療法となっています。治療を検討する際に多くの方が気になるのが、治療にかかる期間はどのくらいなのか、ではないでしょうか。

実際の治療期間は、歯並びの状態や年齢、日々の装着状況などによって大きく変わるため、一概に何ヶ月で終わるとは言えません。また、歯列の乱れの複雑さや患者さまご自身の協力度合いによっては、想定以上に長引くケースもあります。

この記事では、マウスピース矯正にかかる一般的な治療期間の目安を解説します。期間が長引く可能性のあるケースや、スムーズに治療を終えるためのポイントについても詳しくご紹介します。

マウスピース矯正の治療期間

マウスピース矯正の治療期間のイメージ

マウスピース矯正の治療期間は、一般的には半年から2年程度だといわれています。

ただし、これはあくまで目安であり、実際の治療期間は患者さま一人ひとりの歯並びや症状、治療のゴールによって大きく異なります。軽度の歯列不正であれば6か月ほどで終了するケースもありますが、全体的な歯列矯正が必要な場合は2年以上かかることも珍しくありません。

治療の流れとしては、まず歯科医師による精密検査とシミュレーションを行い、治療計画を立てます。その後、患者さま専用に作成された複数のマウスピースを段階的に装着していきます。マウスピースは1〜2週間ごとに新しいものへ交換し、少しずつ歯を動かしていきます。

治療期間には、マウスピースの装着時間も大きく影響します。基本的には1日20時間以上の装着が推奨されており、これを守らないと治療が進まず、計画よりも長引く原因となります。

また、装着を忘れたり自己判断で中断したりすると、歯が元の位置に戻り、再調整が必要になる可能性もあります。

加えて、患者さまの年齢や骨の柔軟性も期間に影響します。一般的に若年層の歯は動きやすく、短期間で矯正効果が得られます。

一方、成人は歯が動くスピードが遅いため、同じ矯正計画でも時間がかかる傾向にあります。このように、マウスピース矯正の期間にはさまざまな要因が関わっています。治療前の正確な診断と日々の管理が、治療をスムーズに進めるために欠かせません。

マウスピース矯正で治療に長い期間がかかるケース

追加のマウスピースが必要になったイメージ

マウスピース矯正は基本的に計画的に進行しますが、中には予定よりも治療期間が長くなるケースがあります。遅延の原因は、患者さまの生活習慣や身体的な条件、または治療計画そのものに起因するものが多く、事前に理解しておくことが重要です。

ここでは、マウスピース矯正で治療が長くなるケースをいくつか紹介します。治療をスムーズに進めるためにも、あらかじめ理解しておきましょう。

マウスピースの装着時間が足りないケース

マウスピース矯正が長引く代表的な要因の一つが、マウスピースの装着時間不足です。一般的には、1日20〜22時間以上マウスピースを装着するのが理想とされています。

しかし、仕事や食事、会話の場面などで外す機会が多い方は、装着時間が不足する可能性があります。装着時間が短すぎると、歯が計画どおりに動かず治療が遅延します。

歯列や咬合が複雑なケース

歯列や咬合の状態が複雑なケースです。例えば、歯の重なりが大きい重度の叢生や、前歯が大きく出ている出っ歯などが挙げられます。これらのケースでは歯の移動に時間がかかるため、長期間の治療が必要になります。

歯槽骨の代謝が遅いケース

また、加齢による影響も無視できません。成人や高齢者の場合、歯槽骨(歯を支える骨)の新陳代謝が遅くなるため、歯の移動速度が若年者よりも遅くなる傾向があります。同じ治療計画であっても、年齢によって治療期間に差が出ることがあるのです。

追加のマウスピースが必要になるケース

治療途中で追加のマウスピースを作るリファインメントも、期間延長の原因になります。予定どおりに歯が動いていない場合に、新たな治療計画を立て直し、再度マウスピースを製作・使用するというプロセスで、数か月単位で治療が延びることもあります。

コミュニケーションが不足したケース

治療中に歯の動きやマウスピースの違和感など、気になることがあっても歯科医師に相談せずにそのままにしていると、治療が長引く原因になります。特に、自己判断でマウスピースの装着を中断したり装着時間を減らしたりすると、治療計画そのものにズレが生じることがあります。

疑問や不安がある場合は、些細なことでも早めに相談することが、スムーズな治療進行には不可欠です。

マウスピースを破損・紛失したケース

誤ってマウスピースを噛んで割ったり、落として破損させたりすることもあります。また、持ち運び時にケースを使わず、紛失するケースも少なくありません。

これらのトラブルが発生すると、マウスピースの再作成が必要になります。再製作と配送には1か月ほどかかることもあり、その間治療が停滞します。

破損や紛失を防ぐためには、取り扱いに注意し、使用していないときは必ず専用ケースに入れるなど、丁寧な管理が求められます。

マウスピース矯正を予定どおりに終わらせるために大切なこと

マウスピース矯正を予定どおりに終わらせるために歯科に定期的に通院するイメージ

マウスピース矯正は、装置を自分で取り外しができる反面、自己管理が必要不可欠な治療法です。計画通りに治療を終えるためには、いくつかの重要なポイントを意識して日常生活を送る必要があります。

ここでは、スムーズな治療完了を目指すうえで欠かせない要素を紹介します。

装着時間を厳守する

マウスピース矯正の効果は、1日20〜22時間の装着を前提として設計されています。これを守らないと歯が予定の位置に動かず、次のステージのマウスピースが合わなくなることがあります。

例えば、仕事中や外食時に長時間外す習慣があると、それだけで治療が遅れることになります。1日2時間以内の取り外しに収めるよう意識することが、治療を遅らせないための基本です。

指示どおりにマウスピースを交換する

治療中は、一定のスケジュールに基づいてマウスピースを交換します。通常は1〜2週間ごとに新しいものに替えていきますが、医師の指示を無視して早めに交換したり、逆に遅れたりすると、治療計画にズレが生じます。

また、痛みや違和感があるからといって、自己判断で異常と捉えて装着をやめるのも避けてください。何か問題があると感じた場合は、必ず歯科医師に相談するようにしましょう。

マウスピースの手入れを怠らない

マウスピースは口腔内に長時間入れるものなので、清潔を保つことが非常に重要です。汚れが付着したまま使い続けると、口臭や虫歯、歯周病のリスクが高まります。

そうしたトラブルが発生すれば、矯正治療を一時中断せざるを得なくなり、結果として治療が長引くこともあります。毎日のブラッシングと、マウスピース専用の洗浄剤を使った定期的なケアが不可欠です。

定期的な通院を欠かさない

マウスピース矯正では、一定期間ごとに歯科医院でチェックを受ける必要があります。医師が歯の動きを確認し、必要に応じて治療計画を調整します。

忙しさや面倒さから通院を先延ばしすると、歯の動きにズレが生じたまま矯正が進み、最終的に期間が延びる要因となります。予約どおりに通院し、小さな異常にも早めに対応することが大切です。

食生活や生活習慣にも注意する

硬いものや粘着性の高い食品を頻繁に摂取すると、歯やマウスピースに負担がかかることがあります。また、夜更かしや喫煙、過度なストレスなども間接的に口腔環境に悪影響を及ぼし、矯正効果に影響を与えることがあります。

健康的な生活習慣を保つことは、治療のスムーズな進行を助ける大きな要因となります。

まとめ

マウスピース矯正をして笑顔の女性

マウスピース矯正は、目立ちにくく快適に続けられるという利点がありますが、一方で治療期間は個人差が大きく想定より長引くケースもあります。平均的な治療期間は半年から2年程度ですが、歯並びの状態や年齢などによっては時間がかかる可能性もあります。

特に、マウスピースの装着時間が不十分であったり歯列が複雑だったりすると、治療が予定よりも延びることがあります。

また、装着時間の管理や定期的な通院、マウスピースの衛生管理といった日常の積み重ねが、治療の成功と期間短縮に直結します。信頼できるクリニックを選び、医師のアドバイスをきちんと守ることで、スムーズに理想の歯並びを手に入れましょう。

マウスピース矯正を検討されている方は、横浜市泉区「立場駅」より徒歩1分にある歯医者「立場駅前歯医者・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、わかりやすい説明と精密でなるべく痛くない治療を提供することを意識しながら、さまざまな診療にあたっています。虫歯・歯周病治療や小児歯科、予防歯科だけでなく、矯正治療などにも力を入れています。

当院のホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

植田 倫太郎

■この記事の監修者

植田 倫太郎

経歴
  • 平成元年 神奈川歯科大学 卒業
  • 平成4年 神奈川歯科大学大学院 歯科矯正科 修了、歯科矯正基礎研修終了
  • 平成14年 歯科クリニックで、一般歯科・予防歯科・矯正歯科・歯周病・インプラント等の治療を担当する
  • 平成14年8月 マンボウ歯科クリニック 開院
  • 令和3年10月 マンボウ歯科クリニック 閉院
  • 令和3年12月 藤沢SST歯科クリニック 開院
  • 令和5年5月 藤沢SST歯科クリニックを泉区に移転、立場駅前歯医者・矯正歯科クリニックに名称変更
修了研修・学会等
  • 1991 ALEXANDER DISCIPLINEBasis Course、ALEXANDER DISCIPLINE Advanced
  • 1992 ALEXANDER DISCIPLINE Advanced
  • 1992 Multiloop Edgewise Archi-Wire Technic-An Advanced Orthodontic Course、神奈川歯科大学歯科矯正基礎研修修了
  • 1993 Straight Wire,The Concept And Apppliance
  • 2006 Postgraduate course of Periodontics
  • 2008 Clear Aligner Course
  • 2014 Basic Complete Denture、Basic Removable Partial Denture、Drill Bite Taking
  • 2015 Diagno Basic Review Removable Partial Denture、The Surgical Microscope Principle Course、Advanced Micro Endoscopic Technique Training Course
  • 2016 Review Complete Denture
  • 2017 Review Crown Bridge、Caries Management By Risk Assessment
  • 2018 Drill Preparation Crown Basic
  • 2019 infection Control
  • 2020 Prostho Total
  • 2021 Basics of Occlusion RKI guideline
  • 日本矯正歯科会会員
  • 日本歯周病学会会員

▶︎ 医師紹介ページを見る